指導理念

私たちは一人ひとりの無限の『可能性』を信じています。
この混迷の世の中、いかなる社会環境の変化が訪れようと『生きるカ=社会に出て活躍するカ=誰かのために何かができる力』は社会から普遍的に必要とされます。

これらは、とても大切なプロセスですが、ゴール(目的)ではありません。
習得した知識をもとに、主体的に創意工夫や状況判断ができなくては社会のルールのなかで自立した社会生活を送ることさえ、困難な時代となってきています。
だからこそ、私たちは一人ひとりの『可能性」を拡げ、『選択肢』を一つひとつ増やしていけるよう、良きサポーターとして共に努力し、共に成長し、共に達成感を感じ、夢を創造する支援を行っていきます。
一人ひとりの中にあるその『ゴール』を共に導き出していけるように。
私たちは信じています。『あなたの可能性』を。

川本町長

野坂 一弥


自らのやりたいことに、とことん挑戦できる環境を!

川本町は、優れた健康食品として広く知られる特産品「エゴマ」や、毎春、全国からファンが集う、希少で可憐な花「イズモコバイモ」、そして、昭和47年7月に見舞われた戦後最大の激甚災害からの復興を願って結成され、半世紀の活動を誇る「江川太鼓」や、神話を舞で表現する勇壮な日本遺産「石見神楽」をはじめとした、地域資源が豊かな町です。
古来より、悠久の時を刻む中国太郎との異名を持つ、中国地方随一の大河「江の川」の水運により、世界遺産に登録されている「石見銀山」や沿川で盛んだった「たたら製鉄」に関わる人やモノの交流拠点として発展してきました。
こうした「交流のまち」としての、言うなればDNAは、今や町内唯一の県立高校である、島根中央高校に引き継がれており、魅力あるカリキュラムや充実した寮環境、特徴的な部活動、地域の方々がサポートする地域活動を目的に、県内外から多くの生徒が入学しています。
このたび、校内に学習塾を開設することで、先生方のご指導に加え、部活動や地域活動と学業を両立させながら、これまで以上に、それぞれの希望に適った進路を実現できる学習環境の提供を目指します。
この取組を、島根中央高校の新たな魅力へと繋げ、やってみたいこと、なりたい自分を見つけ、夢に向かって挑戦する意欲溢れる生徒が、全国各地から、この川本の地に集ってきてくれますよう大いに期待しています。


島根県立島根中央高等学校校長

渡邊 勝義


公設民営塾の開設にあたり

以前から在校生や在校生の保護者、県外生の保護者、地域みらい留学合同説明会への参加者から学習塾のニーズが寄せられていました。
長年の課題解決に向け、川本町役場をはじめとする関係団体のご協力をいただき、公設民営方式による学習塾が学校内に開設されることになりました。
本校の特徴である部活動や地城活動と学業を両立させながら、国公立大学や難関私立大学を目指すことができる学習環境を整えていただきました。
思春期である高校時代はいろいろな悩みや不安を抱え、他者と比較して自信を失いがちです。
特に進路実現に向けた悩みは誰しも持つものです。
将来を夢見ることは大切です。
でも、その結果焦りを自分の中に生じてしまうのはとても残念です。
皆さんは、夢を諦めたりしていませんか?
そんなことが起きないよう、町、学校、公営塾がワンチームとして生徒の皆さんに寄り添い伴走していきます。
最後に公営塾活用の心構えを2つ皆さんに示しておきます。

1.公営塾の授業料の出所も考えてください。
受講者には授業料の一部を負担してもらいますが、大部分は町の負担です。
事業予算の源は町の予算です。
つまり税金です。
向学心を持つ未来を担うみなさんのため使われます。
感謝の心を持ち、その意義をしっかりと考えてください。

2.生徒のみなさんにとって一番大切なことは日々の授業を受ける姿勢です。
今の皆さんは真剣に本気で授業を受けていますか。
自分の授業に臨む姿勢を見直して、公営塾を活用して欲しいと思います。
真剣な本気の学びの姿勢がなければ、公営塾での効果は期待できないからです。
本気で受験準備や努力を続ける場にして欲しいと思います。
学ぶとは厳しいものです。
少しくらいきつくても「たくましく」学んで欲しいと願っています。


川本町公営学習塾受託事業者
株式会社Birth47代表取締役社長

高橋 宏幸


知識があるからこそ知恵に変えられる

現代社会は、急速に変化し続けており、地域格差や教育格差など様々な課題が在るも、それを解決する基本は人となります。子どもたちが未来の選択肢を拡げるには、知識と知恵が必要です。
そしてそれを支援するのが学校や行政機関であり、地域の高等学校に特化した学習塾を町が委託運営することは、民間提携による新しい地方創生の1つのモデルであると考えます。
当塾は、中学の復習が必要な生徒から超難関大学を目指す生徒まで、個々のレベル・受験科目等に応じて1人ひとりとカウンセリングを行い、現状把握と学力・希望される進路に合った学習カリキュラムを作成し、効率的な学習ができるインターネットと電子黒板を活用した映像授業、それを支援する現地講師による対話式個別対応学習を掛け合わせた「ハイブリッド個別指導」を展開します。
生まれ育った地域で高校卒業まで家族と暮らすことは、保護者の負担が軽減されるのは勿論のこと、子どもたちのより一層の学力向上と郷土愛が育まれ、将来の地域や故郷を担う人材や社会で活躍する人材の育成が図られるものであると考えます。
川本町や町民の皆様と一体となって、地域の子どもたちの学力と利便性の向上に努めて参ります。